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- ゴールドXAUUSD2020年12月の押し目買い・戻り売りが狙えたエントリーポイントの解説まとめ
- まとめ
ゴールドXAUUSD2020年12月の押し目買い・戻り売りが狙えたエントリーポイントの解説まとめ

私はゴールド(XAUUSD)だけを主に15分足と1時間足でトレードをしているデイトレーダーです。
- 15分足でエントリーするときは、1分足でタイミングを探します。
- 1時間足でエントリーするときは、5分足でタイミングを探します。
時間足を落として観察することで、調整の5波が出るのが確認しやすくなるからです。
この記事では2020年12月にフィボナッチリトレースメントを使った私の手法で押し目買い・戻り売りでエントリーできたポイントを振り返って解説・検証しています。
時間の都合で実際にはエントリーできなかったポイントもあります。
それらを振り返って記録することで、次に同じようなパターンが出現したときにエントリーしやすくなると思いこの記事に残すことにしました。
何より、こうしてアウトプットすることでトレードの上達にも繋がっていると思います。

私が実際にエントリーしているフィボナッチリトレースメントを使ったトレンド発生中の押し目買い・戻り売りの手法はこちら↓

フィボナッチリトレースメントが使える場面と使えない場面について詳しく解説した記事はこちら↓
2020.12.01の押し目買いエントリーポイント
ゴールド(XAUUSD)15分足チャートで日本時間23:30、ロンドン時間16:30にフィボナッチリトレースメントの50%~38.2%のトレードゾーンに押しが入りました。

2020.12.01ゴールドXAUUSD15分足チャート
38.2%ラインで反発しますが、そのあとに戻されて38.2%ラインを割り込んでいきます。
しかし、この場面は強い上昇トレンド中で、20EMAを一度も割り込んでいないタイミングです。
しかも、10EMAと20EMAがパーフェクトオーダーを保ったままです。
となると、高確率で20EMAで反発することが想定できるので、20EMAに反発したタイミングで5分足や1分足にして、切り下げ線をブレイクしたところからロングできるポジションでした。
下のチャートは同じ時間の1分足のチャートになります。

2020.12.01ゴールドXAUUSD1分足チャート
問題は利確ポイントでした。
大きく上昇した3波が出たと思ったので、5波は3波の高値付近が妥当だと考え、100%ラインと127.2%に設定しました。
しかし、よくチャートを見てみると、今回のこの押しは3波の根元から取ったものではありません。
3波の根元から引くと61.8%までも戻していないので、まだ3波が終わっていなかったとも解釈できたわけです。

しかし、私はそのときはビビってしまったのと、十分な利幅が取れていたので100%ラインと127.2%ラインで利確してしまいました。
結果的には161.8%でも利確が可能なポイントでした。
今回のポイント
- パーフェクトオーダー中の強いトレンド発生時の20EMAファーストタッチは高確率で反発ポイントになる
- 波の根元からフィボナッチリトレースメントを引いて61.8%ラインまで戻らない場合はそのまま継続することが多い
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2020.12.02の押し目買いエントリーポイント
ゴールド(XAUUSD)15分足チャートで日本時間21:45、ロンドン時間14:45にフィボナッチリトレースメントの50%~38.2%のトレードゾーンに押しが入りました。

2020.12.02ゴールドXAUUSD15分足チャート
下のチャートの画像のように時間足を5分や1分に落としてエントリーポイントを探すと判断しやすくなります。

2020.12.02ゴールドXAUUSD5分足チャート
上のチャートは同じ時間を5分足で表示させたものです。
下落の5波を数えてから50%~38.2%のラインで買っても遅くはありませんし安全です。
もっと慎重にエントリーするのであれば、トレンドラインを引いて、ブレイクしてからエントリーする方法もありです。

今回のこのポイントでは途中で私は100%ラインまでは確実に狙えると確信することができました。
ですから、100%ラインと127.2%のラインの2箇所で利確しています。
100%ラインまで上昇戻ってくる根拠になったのが、5分足レベルで戻り高値をブレイクしてきたからです(下の画像チャート参照)。

2020.12.02ゴールドXAUUSD5分足チャート
今回のポイント
- 時間足を下位足に落として5波を数えてからエントリーする
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2020.12.04の押し目買いエントリーポイント
ゴールド(XAUUSD)15分足チャートで日本時間8:15、ロンドン時間1:15にフィボナッチリトレースメントの50%~38.2%のトレードゾーンに押しが入りました。

2020.12.04ゴールドXAUUSD15分足チャート
上のチャートの①がラス戻りの高値ラインです。
ここを実体でブレイクした高値が②のラインです。
この②のラインをブレイクすれば高値と安値の切り上がりが確定し、上昇トレンドが成立します。
トレンドが発生すればフィボナッチリトレースメントが機能してくれるので、押し目買いを狙えるポイントになりました。
時間足を1分に落として、エントリーポイントを探していきます。

2020.12.04ゴールドXAUUSD1分足チャート
1分足で5波を確認して、38.2%ラインで止まっていることが確認できます。
あとはトレンドラインをブレイクしてきたらエントリーすることができます。

私はトレンドラインブレイクを待たずに38.2%のラインにタッチしてきたところでエントリーしてしまうことが多いですが(笑)
利確ポイントはまだ雲の下にいること、20・100・200EMAのパーフェクトオーダーが成立していないことからあまり欲張るべきポイントではないことがわかります。
しかも、直前の下落に目立つ戻りがなく、一気に落ちてきてしまっています。
なので、利確は100%ラインか欲張っても127.2%ラインが妥当です。
2020.12.08の押し目買いエントリーポイント
ゴールド(XAUUSD)15分足チャートで日本時間17:00、ロンドン時間10:00にフィボナッチリトレースメントの50%~38.2%のトレードゾーンに押しが入りました。

2020.12.08ゴールドXAUUSD15分足チャート
ラス戻りを大きくブレイクしてきた高値をブレイクしたことで上昇トレンドと認定できます。
そうなると押し目買いを狙える場面ですから、フィボナッチリトレースメントの出番となります。
時間足を5分足や1分足にして、エントリータイミングを見つけます。
下のチャートは5分足です。

2020.12.08ゴールドXAUUSD5分足チャート
このように5波を数えて、下げ止まりを確認し、トレンドラインをブレイクして20EMAの上に乗ってきてからエントリーすると安全です。
ただし、今回の場合はとても判断に迷いました。
というのも、5分足で下落の波を数えると下のチャートのようにもカウントできるからです。

2020.12.08ゴールドXAUUSD5分足チャート
ちょうど5波の終点がフィボナッチの50%ラインに来ているので、ここでエントリーしたくなってしまうタイミングなんです。

実際、私はここで迷ったあげく、ロットを小さくして1本打ち込んでいます。
しかし、ラス押しは①の黄色のラインなので、ここをブレイクしてはじめて1波と数えることができるわけです。
まだ未熟な私はリアルエントリーのときにここに惑わされてしまい、早仕掛けをしてしまいました。
頭では分かっていたのですが、「ここで反発してしまったらもったいない」という誘惑に負けてしまったんですね(笑)
結果的には利確できているのですが、含み損を抱えた時間が長くなってしまいました。
このあとに最初の画像で紹介したように5分足レベルで下落の5波が綺麗に出たので38.2%ゾーンに戻ってきて、20EMAに乗っかったところで追加のエントリーをすることができました。

こういうダマシの回避には5波を数えた後のトレンドラインブレイクまでしっかりと待つというエントリータイミングが効果的ですよね。
とても良い勉強になった場面です。
ちなみに5分足レベルでもこの手法は効果的です。
同じ場面で5分足レベルでは下落トレンドが成立しているので、押しを作っている5波を獲りにいくこともできます。

2020.12.08ゴールドXAUUSD5分足チャート
ラス押しをブレイクした波の安値をさらに更新したことで、5分足レベルでは下落トレンドが発生したことになります。
ですから、戻り売りが狙える場面ですから、フィボナッチリトレースメントを引いてトレードゾーンまで価格が戻ってくるのを待って売ることができます。
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2020.12.09のエントリーポイント①戻り売り
ゴールド(XAUUSD)15分足チャートで日本時間22:45、ロンドン時間15:45にフィボナッチリトレースメントの50%~38.2%のトレードゾーンに戻りが入りました。

2020.12.09ゴールドXAUUSD15分足チャート
上昇トレンドが続いていましたが、最高値をつけたラス押しをブレイクしてきました。
さらにブレイクした波がつけた最安値をブレイクしてきたことで、下降トレンドが確定しています。
ということは、戻り売りを狙いたい場面ということになるので、フィボナッチリトレースメントを引いてトレードゾーンまで価格が戻ってくるのを待ちます。

今回は1分足に落としてエントリータイミングを見つけたいと思います。

2020.12.09ゴールドXAUUSD1分足チャート
1分足で見ると、しっかりと5波を数えることができます。
ちょうど50%ラインを抜けてきたところでエントリーを打てると思います。
ここでのエントリーが怖いという人にはトレンドラインブレイクを待って、抜けたあとにラインに寄ってくるのを待って打ち込んでもいいと思いますよ。
ここは161.8%まで利益を伸ばすことができました。
2020.12.10のエントリーポイント②戻り売り
日本時間25:20、ロンドン時間18:20にフィボナッチリトレースメントの50%~38.2%のトレードゾーンに戻りが入りました。

2020.12.09ゴールドXAUUSD15分足チャート
最高値をつけたラス押しをブレイクして下落の1波が発生したあとに、1波の安値を大陰線でブレイクしてきました。
これで3波が確定したわけです。
3波が出たということは5波が続くので、戻り売りを狙えるポイントになります。
フィボナッチリトレースメントを3波の安値と1波の高値の実体に引いて50%~38.2%のトレードゾーンまで価格が戻ってくるのを待ちます。

1分足でチャートで調整の上昇5波を観察しながら、ゾーンまで戻ってくるのを待ちます。

2020.12.09ゴールドXAUUSD1分足チャート
上のチャートは同じ時間の1分足です。
このようにフィボナッチのゾーンまでの上昇5波を確認してエントリーすることができます。
下落の5波を狙ったエントリーの場合、利確は100%ラインが安全です。
今回の場合、戻りが50%ラインタッチまででした。
このような場合は、5波が100%ラインを超えて127.2%ラインまで伸びる傾向があります。
逆に戻りが38.2%ラインを超えてくるくらい深めに戻ると、5波の終点は100%ラインが限界地点になります。
2020.12.11の危険なエントリーポイント(ダマシ)
ゴールド(XAUUSD)15分足チャートで日本時間25:20、ロンドン時間18:20に出現した陰線はヒゲで前回の安値を更新しましたが、実体では安値を更新できませんでした。
この場合、私は安値の更新とは判定しません。
しかもこの場面ではそのまま勢いよく上昇していきました。
こういう状況では下降トレンドが継続しているとは判定しにくいので、エントリーは見送ったほうが安全です。

実際に私はこの場面ではフィボナッチゾーンに戻ってもエントリーしませんでした。

2020.12.11ゴールドXAUUSD15分足チャート
フィボナッチリトレースメントが機能するのはトレンドが発生している場面だけですから、安値更新を抑えられた場面ではレンジになっている証拠なのでフィボナッチを使うことは避けたほうが安全です。
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2020.12.14の戻り売りエントリーポイント
ゴールド(XAUUSD)15分足チャートで日本時間22:55、ロンドン時間15:55にフィボナッチリトレースメントの50%~38.2%のトレードゾーンに戻りが入りました。
安値を大きく更新してきたので戻り売りを狙えるポイントでした。

2020.12.14ゴールドXAUUSD15分足チャート

しかし、このとき私はかなり悩みました。
この下落が最終の5波である可能性が高いと思ったからです。
チャートを見ると数え方によっては下落の5波とも見えるわけです。
そうすると、ここから上昇に転換する可能性があるとも思えたのです。
しかし、逆に下落の1波が始まったとも見えなくもありませんでした。
以下のように細かく波を数えていくとキリがないのです。

波の数は人それぞれ数え方が違う
なので、とりあえずゾーンに戻ってきたところでショートを打ち込みました。
利確ラインは100%ラインに設定しました。
注目はその後です。
15分足レベルで三尊を形成しました。
右肩を作った安値が切り上がっているので微妙なのですが、きれいな三尊ができています。

これで下に行くか、上に行くかの判断がしやすくなりました。
- ネックラインを割り込んで下にいくのか?
- 右肩の高値をブレイクしてダマシになって上昇するのか?
どちらかを待てばいいからです。
様子を見ていると、両肩の頂点付近で価格がもみ合ったあと、右肩の高値をブレイクしてきました。

2020.12.14ゴールドXAUUSD15分足チャート
これで三尊が崩れ、三尊ダマシになったので、微益撤退することができました。
結果的にこのあと、急上昇しているのでポジションを解消して正解でした。
ここでドテンしてロングのポジションは持っていません。

なぜなら、それは私の手法ではないからです。
三尊ダマシの場合、大きく逆行していくことが多いのは知っていますが、使い慣れていない手法は失敗のもとになるので、ここは見送りました。
2020.12.16のエントリーポイント①押し目買い
ゴールド(XAUUSD)15分足チャートで日本時間24:35、ロンドン時間17:35にフィボナッチリトレースメントの50%~38.2%のトレードゾーンに押しが入りました。

2020.12.16ゴールドXAUUSD15分足チャート

強い上昇トレンドが続いている最中の押しを待ってのロングエントリーです。
1分足で下落の5波が完了するのを待ちます。

2020.12.16ゴールドXAUUSD1分足チャート
今回は38.2%を割り込んできたため、ここからはそれほど上昇しないかと予想しました。
さらに一度では高値を更新する上昇にはならず、トリプルトップをつけて下落していきました。

上位足が強い上昇トレンドでパーフェクトオーダー中といっても、そろそろ下落に転じるのではないか?と不安になる場面でした。
また、この場面はかなり上昇したポイントだったので、天井圏になる可能性も怖かったため、利確ポイントを100%ラインと127.2%にしました。
結果的には161.8%まで伸びたトレードでしたが、十分旨みのあるトレードでした。
後にわかることですが、このあとまだ価格は上昇を続けていきます。
判断を誤って分析してしまった原因は、私がフィボナッチリトレースメントを引いた安値の場所が適切できなかったということです。

2020.12.16ゴールドXAUUSD1分足チャート

下の画像の位置でフィボナッチを引いていれば、今回の押しは38.2%で止まっていました。

2020.12.16ゴールドXAUUSD1分足チャート
そうすれば、161.8%までは利益を伸ばすことができました。
しかし、これはチャートが進んでからわかることであって、リアルタイムでチャートが動いているその時点では、どこにフィボナッチを当てるかというのは難しい判断になる場合も多々あります。

そういうときに備えて、このように過去チャートの検証を繰り返しておくことが重要になります。
2020.12.16のエントリーポイント②押し目買い
ゴールド(XAUUSD)15分足チャートで日本時間4:15、ロンドン時間21:15にフィボナッチリトレースメントの50%~38.2%のトレードゾーンに押しが入りました。

私はここでは時間帯が早朝ということもあり、実際にはエントリーすることはできませんでした。
ですから、今回はこの場面の考察をしたいと思います。

2020.12.16ゴールドXAUUSD15分足チャート
フィボナッチゾーンまでの下落の調整5波のカウントがわかりにくいパターンになっています。
しかも、なかなかゾーンまで落ちてきません。

こういう場面はトレンドラインブレイクを確認して、20EMAの上にローソク足の実体が乗ってきてからが安全なエントリータイミングになりますね。

2020.12.16ゴールドXAUUSD1分足チャート
利確目標は高値圏にあるので、100%ラインと127.2%ラインが安全だと思います。
結果的には161.8%まで獲れていた場面ですが、十分な利幅がとれているので、100%ラインで撤退しても良いかと思います。
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2020.12.17の押し目買いエントリーポイント
ゴールド(XAUUSD)15分足チャートで日本時間19:30、ロンドン時間12:30にフィボナッチリトレースメントの50%~38.2%のトレードゾーンに押しが入りました。

2020.12.17ゴールドXAUUSD15分足チャート
高値をしっかりと更新して上昇トレンドが継続していますから、押し目買いを狙いたい場面です。
1分足で下落の調整波が完成するのを待ちます。
しかし、ここも5波を数えにくいポイントでした。

2020.12.17ゴールドXAUUSD1分足チャート

3波が短いので、5波がまだ3波なのではないかと考えてしまった場面です。

2020.12.17ゴールドXAUUSD1分足チャート
こういうときはトレンドラインを引いて、ブレイクしたところからエントリータイミングを探していくのが安全ですね。
利確目標は100%ラインと127.2%ラインで十分です。
2020.12.18の押し目買いエントリーポイント
ゴールド(XAUUSD)15分足チャートで日本時間10:15、ロンドン時間3:15にフィボナッチリトレースメントの50%~38.2%のトレードゾーンに押しが入りました。

2020.12.18ゴールドXAUUSD15分足チャート
ここも数え方が難しい場面です。

以下のように5波が完成していると数えることもできます。

2020.12.18ゴールドXAUUSD15分足チャート

こういう場面はどうしたらいいのでしょうか??
私はロット数を少なめにしてエントリーすることにしています。
そのあとにエントリーした安値を更新してきたら、5波が出たと思って追加で通常ロット数をエントリーする感じですね。
このトレードも127.2%までしっかりと上昇してくれました。
18日以降のエントリーポイント
18日以降のエントリーポイントについてはこちらの記事をご確認ください↓
まとめ

気をつけるべき点はトレンドが発生しているときのみ、使用できるということです。
ラス押しやラス戻りをブレイクした高値や安値をしっかりと更新して、N字型にチャート形成して初めて押し目買い・戻り売りが狙えます。
ラス押しやラス戻りをブレイクしただけでは、まだトレンドが発生したとは認定できません。
市場に参加している多くのトレーダーも同じように見ているはずです。
ここで騙されないようにするためには、もう一度高値・安値を更新してくるのを待つことです。
じっくりとトレンドが完成するのを待ちましょう。
フィボナッチリトレースメントをどこに合わせるかも練習が必要かと思います。
わかりやすいポイントもありますし、判断が難しい場合もあります。
同じように調整の5波の数え方もわかりにくい場合があります。
そのような場面に出くわしても、慌てずにエントリーできるように過去検証をして、繰り返しエントリータイミングを見つける練習をしておきましょう。

ご質問等がある方は、お気軽にご相談ください。
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