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【図解】フィボナッチリトレースメントを逆引きするときの始点と終点の決め方とは?

私はフィボナッチリトレースメントを常に逆引きで使用していますが、始点と終点は次のように決めるのがおすすめです。
押し目買い(ロングエントリー)を狙う場合 | |
始点 | 現在の最高値 |
終点 | 前の高値を更新したあとの押し安値 |

フィボナッチリトレースメントで 押し目買いを狙うときの始点と終点の引き方
戻り売り(ショートエントリー)を狙う場合 | |
始点 | 現在の最安値 |
終点 | 前の安値を更新したあとの戻り高値 |

フィボナッチリトレースメントで 戻り売りを狙うときの始点と終点の引き方

それでは実際のチャートを使って詳しく解説しますね!
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押し目買い(ロングエントリー)を狙う場合のフィボナッチリトレースメントの引き方事例
フィボナッチリトレースメントはどの時間足でもしっかりと機能してくれます。
1分足でも効果的に使うことができますし、15分足、1時間足、日足でももちろん機能します。
それでは2021年1月4日のGOLD(XAUUSD)の1分足チャートを例にフィボナッチリトレースメントの始点と終点を解説します。
下のチャートは2021年1月4日日本時間AM8:00~9:00、ロンドン時間24:00~25:00の1分足のチャートです。

【021.01.04ゴールドXAUUSD1分足チャート】実際にフィボナッチリトレースメントを引いてエントリーしたときの始点と終点を示したチャート図
お正月休暇を終えて、大陽線が確定して窓開けの状態でスタートした場面です。
ここで、チャート①の高値をブレイクしてくるのを待ちます。
①の高値をブレイクすれば高値と安値の切り上がりが発生し、上昇トレンドが発生したことになります。
上昇トレンドが発生すれば、押し目買いを狙えるポイントなるので、フィボナッチリトレースメントを使える場面です。
①の高値を②でブレイクし高値更新になりました。
③は②の高値をつける起点となったラス押しということになります。
フィボナッチで押し目買いを狙うときは②を始点にして、上から下に向けてフィボナッチを引きます。
終点は③の押し目となります。
損切りは終点である0%ラインの少し下です。
0%ラインを実体でブレイクしたら損切りにします。
ヒゲだけ抜けても損切りはしません。
0%ラインは最後に反発するポイントでもあるので、ヒゲをつけて急反発していくこともあります。
ですから、しっかりと実体がブレイクしたら損切りするようにしましょう。
利確目標は127.2%ラインがおすすめです。
下のチャートは上のチャートのすぐ後のものです。

【021.01.04ゴールドXAUUSD1分足チャート】実際にフィボナッチリトレースメントを引いてエントリーしたときの始点と終点を示したチャート図
上昇トレンドが発生しているので、②で高値を更新しました。
高値を更新したら、押し目買いを狙うチャンスですから、②から③に向かってフィボナッチリトレースメントを引いて、50%から38.2%のゾーンまで価格が戻ってくるのを待ちます。

ここもしっかりと利確できた場面となります。
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戻り売り(ショートエントリー)を狙う場合のフィボナッチリトレースメントの引き方事例
下のチャートは2021年1月4日の日本時間13:00~14:00頃、ロンドン時間の6:00~7:00頃のXAUUSD1分足のチャートです。

【021.01.04ゴールドXAUUSD1分足チャート】実際にフィボナッチリトレースメントを引いてエントリーしたときの始点と終点を示したチャート図
ここで安値の更新が発生して下落トレンドが成立しました。
この場面で戻り売りを狙うなら、始点を現在の最安値に合わせて、終点は最高値をつける起点となった戻り高値に合わせます。
今回の場合は、38.2%を少し抜けてきていますが、しっかりと機能して、127.2%で利確することができました。
リスクリワードも約1:2.5となっていますから、リターンが大きい上に、勝率も高い手法と言えます。

損切りや利確ラインは押し目買いを狙う時と同じです。
まとめ
フィボナッチリトレースメントは押し目買いや戻り売りのポイントを見つけるときに使用するテクニカルツールです。
私はFXを始めて2年目のトレーダーですが、フィボナッチリトレースメントを使ったトレンド中の押し目買い・戻り売りだけを狙った手法のみを極めようと研究した結果、安定して勝てるようになりました。
私が実際に使っているフィボナッチ手法の解説記事はこちら↓
フィボナッチリトレースメントを実際に使ってみればわかりますが、適切に始点と終点を結ばないとまったく機能しないことに気づくと思います。
しっかりと機能する場面で、しっかりと機能する場所に引けば、高確率で勝つことができるのがフィボナッチのすごいところです。
とくに、50%から38.2%のゾーンでの反応は素晴らしいものがあります。
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